マドモアゼルジジの感光生活

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『パディントン』と小さなパーティ

『パディントン』★★★に間に合いました。ヘリテージ映画の気配がちょっと。『テッド』★★はぬいぐるみでしたが、これは本物の熊という設定。クルエラみたいな役回りで、『黄金の羅針盤』★★★でも好演のニコール・キッドマンが出演しています。ファンタジックで伝統的ないい映画だと思いました。お父さんといっしょに来ていた女の子が見終わって、「おもしろかったねえ」と心から。ホント、同感です。
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そのあと、家でかんたんにお祝い。和洋折衷。ステーキがメインのときは用意するのに時間がかからない。家でお魚をさばかないなら、お刺身も並べるだけのファストフード。コーンスープ(缶詰の裏ごしたのを利用)、クレソン、じゃがいもの粉ふき、牛ヒレ肉、お肉のあと炒めた玉ねぎ、ゆで卵とトマトとベビーリーフのサラダ、バジルドレッシング、甘えびのお刺身、ご飯、香の物(きゅうりのぬか漬け、べったら漬け)、湯葉の赤出しのお味噌汁、昨日の残りのいちごカスタードパイ(1日経つとしっとりおいしい)とうすく入れたコーヒー、コスタリカ。
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by mllegigi | 2016-02-29 14:58 | ごはん

『愛、アムール』

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ミヒャエル・ハネケ監督・脚本(2012)。見逃していたのをようやく。瀟洒なパリのアパルトマンに暮らす年老いた音楽家のカップル。映画はほとんどアパルトマンの中だけで進行する。衝撃的な始まりは衝撃的なラストシーンでもあるという仕掛け。既視感があったのは、フォークナーの『エミリーに薔薇を』のラストとちょっとだけ似ていたから。たしか、それを読んだときも悲鳴を上げたのだった。歩けなくなった妻を夫が抱えて少しずつ少しずつ移動するとき、ふたりはダンスをしているかのように見える。その老老介護のぎこちないダンスは、彼らがこれまで歩んできた人生を見通して、思いがけないエロチシズムを醸し出す。★★★★★


by mllegigi | 2016-02-26 12:25 | 映画

『キャロル』観賞

完璧すぎる。1ミリの破綻もない感じが、むしろ小さなマイナス点になってしまうくらい。純然たるラブ・ストーリー。この小説や映画がすばらしいのは、同性愛の特異性を消し去り、普遍的な愛へと収斂する力を持っていることだ。昨年クリスマスに原作を読んだとき、パトリシア・ハイスミスには泣かされたが、トッド・ヘインズ監督の映画は、女優たちの演技を抑え、幾分クールに作られていたように思う。1950年代のファッションも、音楽も、16ミリフィルムで撮影されたラフな映像も、色彩も、酔うほどに堪能。ケイト・ブランシェットが身に纏うスカーフや口紅、マニキュアのオレンジ色は彼女の内面を象徴して、あざやか。★★★★☆(4.5)
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おまけでもらったポストカード↑


by mllegigi | 2016-02-24 07:55 | 映画

Happy Valentine's Day

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I like baseball, movies, good clothes, fast cars, whiskey, and you... what else you need to know?

マリオン・コーティヤールがジョニー・デップの彼女の役。2人はほぼ初対面。ジョニデが「俺の女になれ」みたいなことを言い、「あなたのこと知らないし。」と彼女は答え、色々もめていると、ジョニデが「俺はインディアナ州モーズヴィル生まれで、母親は3歳のときに死んで、それ以外の育て方を知らなかった父親に死ぬほど殴られて育った。好きなものは、野球と、映画と、高い服と速い車、ウィスキーと、そして君だ。他になにが知りたい?」と口説く。『パブリック・エネミーズ』より。



by mllegigi | 2016-02-14 17:19 | 映画

LES CHANSONS D'AMOUR

夏と秋の境い目にまた、すてきな映画を観た。主役のルイ・ガレルって? ずっとずっと年上のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(カーラ・ブルーニの姉)と付き合っていたなんて、あまりにもフランス的でありすぎるじゃないか。テデスキ、うらやまし過ぎるじゃないか。いまはイランの若く美しい女優(監督)がパートナーであるらしい。

映画『Les chansons d'amour』はヘッドフォン・ミュージカルという新境地なのだと教えてもらった。歌を歌い出すと、いきなり別世界に飛び立ってしまうハリウッドのミュージカルとは違い、私たちがヘッドフォンをつけて街中を歩いているときと同じ視線、感覚で撮影され、登場人物が現実から離れることはない。そしてこの映画は同じ意味で、まさに『シェルブールの雨傘』へのオマージュなのである。日本では2008年東京ゲイ映画祭のとき、邦題『愛のうた、パリ』として公開された。

映画の中でキアラ・マストロヤンニが妹を想って歌う『AU PARC』は歌詞も美しく、耳に心地よく響く。秋冬に聴くのに、いちばん好きな歌だ。一度アップしたことがあったのですが消してしまったので、ふたたび。


by mllegigi | 2015-10-03 23:11 | 映画