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2017年 02月 06日

黄色の憂鬱

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30年ほど前にフランスで暮らしていたとき、差別らしきものがあったかというと。
クリスマス休暇で帰国するカップルに同行して、フランスからイタリアまで汽車で旅をすることになったとき。途中、フランス国内で乗り換えがあり、早く用意ができた私は荷物を抱えて、扉が開くのを待ち構えていました。汽車が停まり、ステップを降りると、うしろからおじいさんも降りてきて、こう言っていたのでした。「この女は黄色人種のくせに、敗戦国の人間のくせに、わしより先に降りやがった。許せん」。イタリア人が飛んできて「いやいや、彼女は僕たちの友人なんです。許してやってください」と、とりなしていましたが、私は謝る必要なんてないわと思っていました。

もう一つは、朝市へ買い物に出かけたとき。狭い道で、やはりおじいさんから、すれ違いざまに「黄色人種」と言われたこと。jeuneじゃなくてjauneって言ったわよね。若かった私にとっては針の先で突かれた程度のダメージだったのですが、明らかな差別だったなあと思い返すと、古傷がちくっと痛みます。パリに住む友人は、地下鉄で「日本人がグッチを持っている」と言われたとか「汚い○○人」とかそのうちいろいろ聞き取れるようになるわよって。その後、彼女はフランス人と幸せな結婚をしていますし、あれから時が経ち、戦争を知る人も少なくなり、時代も成熟し、このようなことは、もう言われなくなっているのじゃないかと。

昨日ニューヨークの地下鉄で「ユダヤ人は焼却炉に」「ヒトラー万歳」などといったイスラム教徒やユダヤ教徒に対するたくさんのいたずら書きが出現したものの、2分ほどで乗客たちが協力して消したというニュースを見ました。何十年何百年たっても人種問題は根が深いのだと改めて思い知らされました。ポリティカル・コレクトネスは表面的であったとしても、やはり広く浸透してほしい大事なマナーだと思います。レディガガさんが「寛容」を訴えたステージ。一番はじめの曲GOD BLESS AMERICAもプロテストソングになっています。元とは違うこの部分の歌詞にメッセージが込められています。
This land is your land, this land is my land,
this land was made for you and me.
ーOne nation, under God, indivisible, with liberty and justice, for all.




by mllegigi | 2017-02-06 20:40 | 好きな場所、もの、ことば、ひと
2016年 01月 03日

今年の目覚まし。

元気出していきましょう。

すでにパンが恋しくなってきます。今年は昨夜2日でお正月の食事は終わり。銭屋のブリはちょっと目を離した隙に焦げました。茶わん蒸しとピーナッツ豆腐とおなますにいくら、そして、おせちのあれこれ。お餅抜きのお雑煮も。今日は残り物を片付けて、夜帰路に。明日から日常に戻ります。
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by mllegigi | 2016-01-03 15:48 | ごはん
2015年 10月 03日

LES CHANSONS D'AMOUR

夏と秋の境い目にまた、すてきな映画を観た。主役のルイ・ガレルって? ずっとずっと年上のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ(カーラ・ブルーニの姉)と付き合っていたなんて、あまりにもフランス的でありすぎるじゃないか。テデスキ、うらやまし過ぎるじゃないか。いまはイランの若く美しい女優(監督)がパートナーであるらしい。

映画『Les chansons d'amour』はヘッドフォン・ミュージカルという新境地なのだと教えてもらった。歌を歌い出すと、いきなり別世界に飛び立ってしまうハリウッドのミュージカルとは違い、私たちがヘッドフォンをつけて街中を歩いているときと同じ視線、感覚で撮影され、登場人物が現実から離れることはない。そしてこの映画は同じ意味で、まさに『シェルブールの雨傘』へのオマージュなのである。日本では2008年東京ゲイ映画祭のとき、邦題『愛のうた、パリ』として公開された。

映画の中でキアラ・マストロヤンニが妹を想って歌う『AU PARC』は歌詞も美しく、耳に心地よく響く。秋冬に聴くのに、いちばん好きな歌だ。一度アップしたことがあったのですが消してしまったので、ふたたび。



by mllegigi | 2015-10-03 23:11 | 映画
2015年 10月 01日

ビーツとツナのサラダ

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珍しいビーツが手に入り、こうして食べて下さいね、というレシピを参考に作ってみました。何もかもが赤く染まる勢いです。ツナ、きゅうり、コーン、ビーツ(皮のまま、やわらかくなるまでゆでてから、皮をむく)=キューブに。玉ねぎ=みじん切り。オリーブオイルと塩少々、しょうゆ少々、レモン汁少々をかける。

曲はマーガレット・ホワイトニングで『MY FOOLISH HEART』。秋のはじまりには古い曲もいいですね。映画『CAROL』で聞き惚れました。
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by mllegigi | 2015-10-01 15:33 | ごはん
2013年 01月 23日

NYの旅⑦夢のカーネギーホール

カーネギーホールは特別な幸福感を与えてくれる場所だ。
恒例のクリスマス・イヴのコンサートは40年以上続いている。
若い音楽家たちで構成されており、舞台が華やぐ。
女性は赤やピンク、オレンジのT-シャツ姿で登場。
男性は黒のシャツに青、赤、緑、黄、茶など色とりどりのネクタイ。
指揮者は真っ赤な、ウインドブレーカーみたいな、現場監督風。

隣の席の白髪の女性は開幕と同時に眠り始め、
コンサートが終わると、さっと目覚めて、
「いい演奏でしたね」と夫に語りかけていた。
「ピアニストがすてきだったわ」どこの国の人だろう、
若いお嬢さんたちが感想を語り合っている。
外に出ると、まだ冷たい雨。
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演奏New York String Orchestra

指揮Jaime Laredo
ピアノJonathan Biss
演目は以下3曲
(you-tubeの演奏はNew York String Orchestra
ではありません)
MOZART Overture to La clemenza di Tito Jonathan Biss

BEETHOVEN Piano Concerto No. 2 in B-flat Major

Haydn Symphony No.104-London


by mllegigi | 2013-01-23 08:33 |
2013年 01月 12日

NYの旅①ニューヨークのフランス人

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写真:メトロポリタン美術館の眺めのいい場所

昨年クリスマス前に出発、ニューヨーク・ボストン3週間の長旅を終え、
先日、今問題のボーイング787機にて帰国しました。
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フランス人がこんなにもニューヨークが好きだとは知らなかった。
ニューヨークの美術館では多数のフランス人家族と遭遇。
決まって父親が子どもたちに絵の解説を始める。
「ニューヨークのいたる所にフランス人はいるんだよ」
とアメリカ人はフランス語の発音を真似してみせる。
フランス人とすれ違うたびにフランスの空気が、
ニューヨークの空気をゆらゆら揺らす。
しかし、何といっても、
パリのアメリカ人とニューヨークのフランス人は相思相愛なのである。
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メトロポリタン美術館選のCD『PARIS LE CAFE CONCERT』より
Ray Venturaの『Tiens, Tiens, Tiens』


by mllegigi | 2013-01-12 10:30 |
2010年 08月 17日

Come again! Sweet love

帰っておいで!
To see, to hear, to touch, to kiss, to die,
with thee again in sweetest sympathy
再び、このうえなくあまやかに心をかよわせて
あなたとともに
会い、耳傾け、触れ、くちづけし、息絶えさせてくれるように

I sat, I sigh, I weep, I faint, I die
in deadly pain and endless misery
私は腰かけ、吐息をもらし、泣き、気も遠くなり、死んでしまう
ひどい苦痛と、終わりのない惨めさの中で

ジョン・ダウランド(1563-1626)は、アイルランド・ダブリン生まれ。
当時を代表するリュート奏者、作曲家。
たいそう感じやすい詩人肌のひとであったようで、
「いつも悲しいダウランド」という作品もあるという。
この曲は1597年に発表されたもの。(浜田滋郎・吾愛氏の解説対訳参照)
家ではアルト歌手のキャスリーン・バトルで聞いていますが、

*you-tubeではバーバラ・ボニーのソプラノで(埋め込み不可でした)
 http://www.youtube.com/watch?v=5EBnIiiELVQ
*こちらは、現代的にスティングで楽しくアレンジさせています。
 お時間がありましたら、聞きくらべてみてください。
 観客にはポール・マッカートニーの顔も。

*『COME AGAIN! SWEET LOVE DOTH NOW INVITE』

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by mllegigi | 2010-08-17 12:38 | 音楽
2010年 05月 13日

ジェーン・バーキンとアウン・サン・スーチー

アウン・サン・スーチーさんはアジアの最後の花。
どうか、はやく彼女が解放されますように。
祈っているだけではなんにもならないのだけど
「アウン・サン・スーチーさんは死んでよく売れるTシャツの絵柄になるでしょう」
と歌うジェーン・バーキンに思いを託して。

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by mllegigi | 2010-05-13 11:32 | 好きな場所、もの、ことば、ひと
2010年 04月 23日

George Enescuを聞きながら。

ジョージ・エネスク(1881~1955)は、ルーマニアの作曲家、ヴァイオリニスト。
彼の音楽に弱いのです。

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by mllegigi | 2010-04-23 19:03 | 音楽