Tomozoさんの『ヘルプ 心がつなぐストーリー』

魅惑的なオレンジの表紙の本(下の写真)は、
米国シアトル在住のTomozoさんが下訳を半分担当された今話題沸騰の、
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(キャスリン・ストケット著集英社文庫)です。
舞台はアメリカ、ディープサウス、ジャクソン、1962年。
厳しい人種差別を受ける黒人女性と白人女性をめぐるお話。
2日で上下巻を読み終えました。ひとときも中断できなかった。
臨場感のある日本語訳が、飛び跳ねるお魚のようにぴちぴち生きています。
「強くて、温かな、女友だちのような本」とザ・タイムズは評しました。
この評価を私はとりわけ気に入っています
人種差別という深刻なテーマを内包しているにも関わらず、
物語は「女子会」さながらの群像劇を見るようでもあります。
その一方で物事をよりよく変えようとすれば、
命がけで立ち向かわなければならないときがあることを教えてくれます。
横道にそれますが、スキーターとお母さんの関係にも泣けました。
もし娘が誰かに振られるようなことがあったとして、
「あなたがどれほど聡明でやさしい子に育ったかわからない人なら、
スチュアートはとっととノース・ストリートに帰ったらいいのよ」
彼女のお母さんのように言ってやりたいと思います。
ここ1年ブログを通して親交を深めて下さった
Tomozoさんがすばらしい本を訳されたことに感激しています。
聡明な文章と卓越した美しい写真で綴られるTomozoさんのブログLiving in the NWでは、
一足早くUヴィレッジのスタバの桜が咲いています。
月末にはアカデミー助演女優賞に輝いた『ヘルプ』の映画を観るのを楽しみにしています。
a0140789_14464575.jpg

[PR]
by mllegigi | 2012-03-13 15:22 |