#MeToo

福田財務事務次官は、今、世界中で吹き荒れている#MeToo運動のなんたるかをご存知なかったのか。複数の女性ジャーナリストが福田次官のセクシャルハラスメントを裏付ける体験を語っています。

先日、福田次官の辞職会見を受け、直ちにテレビ朝日の報道局長が、次官の社内の女性ジャーナリストに対するセクハラ発言に抗議する会見を開きました。テレビ朝日は、本来、女性社員の訴えを聞き入れ、自社でセクハラ発言問題を追求、告発すれば、印象がよかったのに、しなかった(あるいはできなかった)。この初動ミスは大きな問題をはらんでいます。報道しなかったのは「女性社員を二次被害から守るため」というのが表向きの理由です。表向きどころか、実際、セクハラ告発には詩織さんのケースで明らかなように、地獄の二次被害が待ち受けています。とはいうものの、その裏に見て取れるのは、テレ朝(リベラルなはず)でさえ、お上(財務省)を叩くことには怯(ひる)んだのじゃないかということ。それで、スキャンダルの受け皿であるグラビア誌にリークせざるを得なくなった。リークは女性の単独判断だったような文脈になっていますが、テレ朝(あるいは上司)が、どんな形かはわからないけれど、非公式(秘密裏)にリークを承知していた可能性もあるのじゃないかと憶測してしまいます。また、女性が上司にセクハラを訴えたとき、彼女の上司は録音を聞いていないと会見では回答していますが、私がその女性の立場なら、証拠としてまず録音を聞いてもらうと思うのですけれどね、不思議。ともあれ、テレ朝が、セクハラ被害にあった女性を社をあげて守っていくという姿勢の表明は、今後同じ問題が起きた場合の対応に、前向きな方向を示したという点で、とても心強く思いました。マスコミ側にもある策略はあったかもしれないが、ともあれ、セクシャルハラスメントが明るみに出て、日本社会の(官僚の、マスコミの)体質が露呈したことには大きな意味があったと思います。

福田次官は辞職はしたものの、現在もセクハラ発言は認めていません。セクハラは、それをした側が100パーセント悪いのです。財務省は、省全体で、今一度、セクシャルハラスメントについての研修を行ったらいかが? セクシャルハラスメントのガイドラインを作っているのは政府じゃなかったっけ。20年くらい前から、通達していたと思うけれど、霞が関はどうなの?この旧態依然ぶり。根っこにあるものはしつこく男尊女卑。失言を繰り返す麻生財務大臣の見識の甘さ。これまた、セクハラは人権侵害であることをご存じない。こういう人を内閣のブレインに入れる安倍首相もアウトだと思う。翻って、こういう人たちを選んだのは、だれの責任か、となれば、選挙で投じるひとりひとりの一票の重みを痛感します。

海外メディア発信の福田次官セクハラ騒動の記事をみると、日本はこれまで#MeToo運動に連動していなかったように書かれています。うねりはあったかと思いますが、届いてないみたい。NYT(だったかな?)には、今回の件でようやく日本にも"小さなサイン"が見えたとありました。女性たちが命がけでセクハラ告発をしなければならない状況を打破するまでに、米国に遅れること、あと30年ほどかかるのではないかという推測もありますが、そんなに待てない。男性方もいっしょに手をつないでください。
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by mllegigi | 2018-04-21 00:07 | don't like politics