朝早く44丁目から歩いていく。5番街50丁目まではちょっと遠い。寺院仏閣はおろか、教会にもさほど関心がないためか、見学は後回しになり、今頃。ちょうどニューヨーカーの出勤時に重なって、オフィスへ向かう足早の男女と切れ目なくすれ違う。彼らは車が来なければ、信号が赤でも渡る。そこまで車が来ていても、ちょっと一時停止したのを見計らって、さっと渡る。赤信号をまともに待っていると、蹴飛ばされそうな勢いだ。セント・パトリック教会のミシュラン評価は、3つ星(highly recommended)最高中、2つ星(recommended)。ちなみに、ニューヨーク公立図書館は3つ星。フリック・コレクションも3つ星、フェルメール持ってるものね。私の好きなモーガン美術館は2つ星。かねてから、評価の仕方にひと癖あるなあと思っているのだけれど、もちろんミシュランはだれかの直感などより、ずっと、ずっと、正しい。最初の写真には、リー・ローリー作「アトラス」像が中央に写りこんでいるが、後で知ったことで、全くの偶然。2枚目には主祭壇の上の深い青のステンドグラスや優美な飾り天蓋が見える。宗教心のかけらも持ち合わせていないけれど、もしニューヨークに住んでいるのだとしたら、半日くらいはここにゆっくりと座って、パイプオルガンの音を聞いていたい。ケルン大聖堂を模したゴシック形式の建築とはいえ、ヨーロッパの教会とは違って、厳かながら、どこか雰囲気が底抜けに明るいと感じる。歴史の長さによるものだろう。聖パトリックはアイルランドの守護聖人。聖パトリックス・デーの祭りには大変な賑わいになるそうだ。
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この水蒸気。ニューヨークの風物詩として有名なスチームパイプから漏れ出している蒸気かな。冬に見られるってことだけれど、夏に?工事中?
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by mllegigi | 2018-02-22 01:04 | | Comments(0)

ずっとお気に入り。

Dress in a way that pleases both you and those around you.
                      ー Ron Padgett
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by mllegigi | 2018-02-12 14:38 | ファッション | Comments(0)

NY(ニューヨーク)への手紙
      ルーズ・クレインに
次の手紙にはきっと書いてね
どこへ行って 何をしているのか、
芝居はどう、はねた後で
どんな別の娯しみを追いかけているのかー
(『エリザベス・ビショップ詩集』より)

お芝居を観るチャンスは1回だけ。重い(深刻な)のは疲れるというので、さんざん迷って『ウェイトレス』を予約。同名で映画化もされている。南部女性が主人公のお話だからか、南部訛りの家族で混み合っているような気がする。入場までの長蛇の列で、声の大きい、派手なブロンド族に囲まれた。リース・ウィザースプーンみたいな金髪の女の子たちね。満席で始まった人気のあるお芝居は、役者が何をしてもキャーキャーとラブコール。際どいシーンに、こちらもつられて猛烈な拍手を送ってしまう。幕間売りに来た缶詰のパイを、父親たちが気前よく娘に買っていた。それにしても劇場内はクーラーが効きすぎて凍えそうだ。よく言われることだけれど、トランプ大統領だけじゃなくて、ここの国の人たちみんな、地球の温暖化について、本当は何も考えていないのじゃないかと疑いたくなる。「お持ち帰りソング」に気持ちが高揚したまま、シェイクシャックまで歩く。道の向こうにはオートバイに乗った警察官が6人も揃って、出動前のエンジンをふかしている。ハンバーガーのお店は深夜も人がいっぱいだった。テイクアウトし、ホテルに戻って遅い夕食。アルゴンキンのブルーバーにも入らず、芝居がはねた後の娯しみが、ハンバーガーじゃ、お子様だったわねえ。『A Soft Place to Land』ラブリーな曲!もちろん『 She Used To Be Mine』も。
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by mllegigi | 2018-02-08 15:47 | | Comments(0)

New York, every time I go, it takes my breath away.
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ジョン・F・ケネディ空港で拾ったイエローキャブは、真夏の盛りにクーラーを入れず、窓を開けたまま、マンハッタンまで走る。「クーラー、入れてくださらない?」ってその一言が言えなかった。ああ、なぜウーバーを呼ばなかったんだ!ひどい車酔いになり、ホテルに到着。お部屋の準備はできていないことが多いので、休むところがないと困るなあ、と思っていたら、どうぞって。1時間ほど仮眠を取り、回復。44丁目のこの辺りが、ニューヨークでいちばん好きな場所。

by mllegigi | 2018-02-06 17:48 | | Comments(0)

アルゴンキンホテルの名前は、かつてマンハッタンに住んでいたインディアンの部族の名に因む。1930年代にドリュー・バリモアのおじいさんが、ここの雄猫をハムレットと名付けて以来、ホテルの従業員として迎えられた猫たちは代々、雄猫は「ハムレット」、雌猫は「マチルダ」を襲名。90年近く野良猫を拾ったり、動物シェルターから引き取ったりする優しい伝統が続いている。
2012年のクリスマス・シーズンに宿をとったとき、看板猫マチルダ3世は、フロントデスクの床の上にいた。フロントマンが、猫じゃらしを使っても、頑として動かない。顔も上げない。ついに彼が私たちのカメラを奪い、無理やり仏頂面のマチルダを撮った写真が、たった一枚きり残っている。↓
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昨年の夏もマチルダ目当てで、アルゴンキンに泊まった。5番街と6番街にはさまれた44丁目にあり、ブロードウェイの劇場は歩いてすぐのところに点在する。古くから、作家や編集者が出入りしていることでも有名だ。
さて、マチルダは、というと、通りに面したガラスのウインドーの中で丸まっていた。「タップしないでやってくださいね」と注意書きがあったが、何度もガラスをタップ。ちょっと顔を見せてくれないかなと期待したけれど、白い「モフモフ」は動かなかった。↓
マチルダはそのあと8月、7年間勤めたスーパーバイザーの職を引退し、田舎のスタッフに引き取られ、ほんの短い余生を静かに暮らし、秋の初めにこの世を去ったと聞いた。今は、雄猫ハムレットがのしのし歩き回っているようだ。
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さようなら、マチルダ。(写真はtwitterからお借りしました)
いつか、会えたらいいね、ハムレット8世。(写真同上)

by mllegigi | 2018-02-05 09:17 | | Comments(0)

時系列が前後しますが、旅の記録をほんの少し。

2014年渡米の際には偶然星の王子さま展に出会いました。かつて星の王子さまだった大人のためのランチとかいうものを、館内レストランの前で逡巡し、食べ損なったのが大きな悔いになっています。旅行では「またあとで」の「また」はもう二度と来ない。瞬時に判断して、買うべきものは買い、食べるものは食べなければ、と再認識。昨年夏に訪れたときはヘンリー・ジェームス展を。サージェントの絵と連動して見応えがありました。ここは、併設のカフェもオープンでおいしい。老後は歩いて行けるところに、美術館があり、お芝居小屋があり、パン屋があり、自分でごはんを作らなくても、夜毎通う行きつけのレストランがあり、いい本屋もある。できれば、そんな都会で友人たちといっしょに、独り行き倒れるその日まで住み続けたいと思ったり。トランプ政権下のニューヨーク。街角では「トランプ弾劾の署名をしてくれませんか」と声をかけられ、旅行者にもかかわらず、YES!YES!YES! 。ロシア疑惑など危ない橋を渡りながら、1年経ってもまだトランプ政権が続いています。Enough is enough!!!
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by mllegigi | 2018-01-30 16:07 | | Comments(0)

ララバイ

だれかといっしょに声を合わせて歌うのは、ほんとうに楽しいこと。眠りにつく前に、これはいかがでしょう。

by mllegigi | 2016-09-08 16:07 | 音楽